2025年8月1日に発売されたばかりのパーゴワークス トレイルポットR500を実測しました。特徴の耐熱シリコンキャップは携帯性重視の作りで、粉や水は完全には防げません。満水は600mlまで入りますが、強火で吹きこぼれずに沸かせる目安は430ml前後でした。
この記事の内容は、すべてこの動画の検証にもとづいています。
同じくらいの容量の製品と比べると、エバニュー マグポット500は蓋込み74mm・蓋なし56mm、TMR industries LTクッカー(蓋はのいかやまいこさんの蓋プレート)は2つ合わせて96mm・クッカー単体78mm、TOAKS 550は蓋付き71mm・蓋なし53mmでした。重さもこの順番で重くなっていきます。
このシリコンキャップは携帯性を重視した作りで、外れづらく密閉性はありますが、完全密閉ではありません。アルファ米やフリーズドライ食品を袋から出して入れて持ち運ぶことを想定した設計で、水は想定されていません。
細かい粉(シーズニングの粉末で検証)を入れて乱暴に振ると、キャップの隙間から漏れてきました。カップ麺の中身を入れて、粉末は別に持っていくくらいなら問題ありませんが、粉が多いフリーズドライ食品はキャップだけでは厳しいかもしれません。
水を入れてキャップを閉め、傾けるテストでも漏れました。完全に倒しても手で当たって倒れる程度の衝撃なら被害を抑えられそうですが、基本的に水を入れて持ち運ぶ用途には向きません。
キャップを閉めるときはハンドルを畳んでおく必要があります。ハンドルを畳むとキャップが上に寄ってカチッとはまり、ハンドルのブレる音もしなくなる仕組みです。
カップに目盛りは付いていません。カタログの満水容量は500mlですが、水を計量しながら入れたところ500mlでもまだ余裕があり、縁ぎりぎりまでで600mlほど入りました。比較のためエバニュー マグポット500も試すと、500ml入れてほぼ同じくらいで、600mlはやや入りきりませんでした。両者はほぼ同じ容量です。
余裕を持って湯沸かしをするなら450ml程度が目安です。試しに470mlで強火で沸かすと吹きこぼれました。弱火なら470mlでもあふれませんでしたが、強火でも問題なく沸かせる量は430ml前後になりそうです。
湯沸かしにはOD缶110を逆さまに立て、上にR500をかぶせる設計になっています。今回はウィンドマスターが外側に入らなかったため、BRSのバーナーで検証しました。
持ち手が上のほうにあるため火から遠く、熱が伝わりにくい作りです。湯沸かし直後でも素手で持てました。ただしアルコールストーブのように炎が外側に出るタイプの熱源では持ち手側も熱くなるので、触る前に確認したほうがよいです。
お皿として使う場合、熱湯そのものは素手で持てませんが、温かい食べ物程度なら問題ありません。気になったのは地面に置いたときの汚れです。シリコン素材の底面に土などが付着すると拭いても取れず、ザラザラした感触が残ります。逆さに置くと蓋として使いにくくなり、正面を上にして地面へ直接置くのも衛生面で気になるところでした。
当サイトは、日本一のスタッキング研究者である KALUGII/カルギイ 代表のさかたが運営しています。自社のチタンギアを売っている立場ですが、他社製品も同じように測って、入らないものは入らないと書きます。スタッキングは入るか入らないかしかないので、忖度のしようがありません。
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