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KALUGIIチタンカップ400NH/400FH実測。エバニュー400FDに合わせた設計理由と300NH速報

KALUGIIのチタンカップ400NH(ノーハンドル)と400FH(折りたたみハンドル)は、エバニューの400FDカップと250ノンハンドルの間にちょうど収まるサイズを目指して作られています。実測では400FDの中に400NHが入り、さらにその中に250NHが収まりました。先行販売では400NHが50個完売、400FHは在庫を残す結果に。開発中の300NHについても、設計理由と速報値をまとめました。

2026-08-10 文=スタッキング大学(KALUGII)

まず動画で

この記事は、KALUGIIのチタンカップ400NH/400FHを紹介するこの動画を軸に、通常販売開始の告知動画と、開発中の300NHの速報動画の内容を合わせてまとめたものです。

サイズ・重さの実測

高さは57mm。ハンドルの有無に関わらず共通です 本編の 1:52 から見る
400NH(ノーハンドル)の実測。32.3g〜32.9g 本編の 2:23 から見る

ハンドル接続部を含めた外径は、スタッキング時でだいたい100mmになるとのことです。

表面はヘアライン加工(第1弾の300NHと同じ)で、指紋や水垢がやや目立ちやすい仕上げです。洗剤をつけたスポンジで擦れば落ちるとのこと。ロゴの印字は光を当てないと見えないくらい薄くしてあります。製造工場は第1弾と同じところだと説明されています。

参考として、2026-08-10時点の公式ストアでは400NHが外径97mm・内径94mm・高さ58mm・36g、400FHが外径99mm・内径94mm・高さ58mm・44gと表示されています。動画で紹介された開発時点のサンプル実測(高さ57mm・重量31.8〜40.3g)とは高さや重量がやや異なりますが、量産の過程で仕様が調整された可能性があります。

なぜこのサイズ・ハンドル形状にしたのか

ハンドルは軽量化と、スタッキング用途のためにこの形にしたと説明 本編の 2:55 から見る

ハンドルは軽量化のため全てチタン製にし、厚みや幅も細くしたと説明しています。

ハンドルをこの短い形にした理由は、軽さに加えて「下まで長いと重ねにくい」ため。あえてカップの下半分にハンドルがかからない形にすることで、他のカップと重ねるスタッキング用途にも使えるようにしたとのことです。

目指したのは、エバニューの400FDカップと250ノンハンドル(250NH)の間に入るサイズ、と明言しています。

実際に400FDの中に400NH、その中に250NHが収まる様子 本編の 6:36 から見る

実際にエバニューの400FDの中に400NHが入り、その中にエバニューの250NHが収まります。蓋はTOAKSの95mmリッドで両方に使えるよう合わせたとのことです。

商品化の背景にあったアンケート(回答96件)。候補①が今回の400NHです 本編の 5:37 から見る

この商品化の背景には、96件(撮影日時点)のアンケートがあったと説明されています。候補は3つで、候補1(青=今回の400NH)、候補2(赤=エバニューの570FDと400FDの間のサイズ・ハンドル付き)、候補3(オレンジ=第1弾のチタンカップ300NH)。開発着手時は候補3が最多票でしたが、アンケートが増えた撮影時点では候補1が最も期待されている、という結果に変わったとのことです。商品名のNHはノーハンドル、FHはフォールディングハンドル(折りたたみハンドル)の略だと説明されています。

先行販売の結果と通常販売開始

先行販売は1月中旬に実施。400NH(ノーハンドル)は50個全て完売し、400FH(折りたたみハンドル)は在庫を残して終了したとのことです。動画では「マニアックにスタッキングへ特化したノーハンドルの方を選んでもらえた」と受け止めています。先行購入者には初回限定ステッカーが特典として配られました。今回はそれから2ヶ月以上空けて通常販売を開始した、と説明されています。

おすすめの組み合わせは変わらず、エバニューの400FDの中に400NH、その間に250NHを収め、蓋はTOAKSの95mmリッドという構成です。

新たな発見として、戦闘飯盒2型サイズのクッカー(ロスコ・エバニュー・バンドックなど同程度のサイズの製品)に400NHがきつめに変形しながら入ることが分かったとのことです。折りたたみハンドル付きの400FHは、このサイズには入らなかったと明記されています。

開発中の300NH(速報)

300NHは、ベルモントのチタントレールカップ280からハンドルを外し、さらに薄く軽量化した満水300mlサイズの試作品です。チタンの厚さは0.3mmで、エバニューの250NHと同じ厚さとのことです。

撮影時点のサンプル重量は26.6g。比較として挙げられていたのは、ベルモントのチタントレールカップ280(ハンドル付き52.6g/ハンドルを外すと34.8g)と、エバニューの250NH(24.4g)です。

内側にある6割・8割の目盛りラインの位置は、ダイソーのリフターやEPIgasのピンチリフターで持ち上げたときに水に浸からない高さに合わせて決めたと説明しています。

湯沸かしは200ml(アルコールストーブ)と250ml(バーナー)で実施。満水は300mlですが、溢れずに沸かせる目安は満水のおよそ7割、つまり250〜280mlあたりだと動画内で案内しています。

設計理由として明言されていたのが、トランギアのケトル0.6とデミタスカップの間にできる隙間を埋めたくてこのサイズ・高さにした、という点です。TMR industriesのLTクッカー330との組み合わせについても「この絶妙なスタッキングのために今回の加工法にした」と説明しています。

その他の相性としては、エバニューのAPEXカップにぴったり収まったこと(撮影・編集中に購入できて分かった想定外の発見とのこと)、EPIgasの500の蓋を2個で共用できること、ユニフレームの650・スノーピークのチタンシングルマグ600・TOAKSの750には余裕を持って収まることが紹介されています。

アンケートは撮影日時点で65件。開発着手時は候補3(オレンジ=今回の300NH)が票数で大きく上回っていたためこちらから着手し、次点の候補1(青=エバニュー400サイズに収まる約350mlのノーハンドル)を次に開発する予定とのことです。

300NHはまだ開発途中のため、仕様が変更になる可能性があると動画内で明言されています。発売時期も未定です。参考として、2026-08-10時点の公式ストアでは外径88mm・内径87mm・高さ54mm・27gと表示されており、動画内の実測重量(26.6g)に近い数字です。最新の仕様・発売時期は公式ストアや公式LINEでご確認ください。

この検証をしている理由

当サイトは、日本一のスタッキング研究者である KALUGII/カルギイ 代表のさかたが運営しています。自社のチタンギアを売っている立場ですが、自社製品も他社製品と同じ基準で測り、実測値と動画内で説明された内容だけを記事にしています。

検証してほしいギアがあれば、公式LINEから教えてください。実際に買って重ねて、記事にして公開でお答えします。

この記事に出てくる組み合わせの、完全版

KALUGIIチタンカップ300NH/400NHが「どのクッカーに入るか」を1枚にまとめた早見表PDFを、 公式LINEで無料配布しています。

この記事に無い組み合わせで「これ入りますか?」があれば、LINEで教えてください。 実際に重ねて確かめて、記事にして公開でお答えします。 同じことを知りたい人に、まとめて届くようにするためです。

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KALUGII

さかたKALUGII/カルギイ 代表・スタッキング研究者

キャンプ・登山ギアのスタッキング——カップやクッカーを1つずつ重ねて、すき間なくひとまとめに収める積み方——だけを専門に研究しています。 他社製品を200個以上集め、5,000パターン以上の組み合わせを 実際に手で重ねて確かめてきました。YouTubeチャンネル「スタッキング大学」では 検証動画を150本以上公開しています。

自身のブランドKALUGII(カルギイ)では、 軽量コンパクトなコーヒーギアを作っています。注ぎ口クリップの ドリクリップと、スタッキング U.L. コーヒードリッパー。 設計から製造の手配まで自分で行っています。

スタッキング研究の結論として作ったのが、チタンカップ400NHと300NHです。 Amazonのリンクはこちら。

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