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エバニュー Ti 400FD/400NH のスタッキング徹底検証。ハンドルの16gと、外径7mmの差

400FDと400NHは、中身も高さも同じです。違うのはハンドルだけ。実測するとハンドル部分だけで16gあり、外径は102mmから103〜104mmになります。つまり「中に入れるもの」は共通で、「外に入れるとき」だけ結果が変わります。

2026-08-08 文=スタッキング大学(KALUGII)

まず動画で

この記事の内容は、すべてこの動画の検証にもとづいています。

最初に:2つの違いはハンドルだけです

エバニュー Ti 400FD Cup と 400NH。中の寸法は同じです 本編の 0:57 から見る

差は15.9g。ハンドルの部分だけで約16gあることになります。

実測。400NHが32.7g、400FDが48.6g 本編の 1:13 から見る

中の寸法も高さも同じなので、この記事の「中に入るもの」は400FDと400NHで共通です。違いが出るのは、これを他のクッカーの中に入れるときだけです。

紛らわしい点を先に書いておきます。当ブランドKALUGIIにも「チタンカップ400NH」があります。この記事の400NHは、エバニューのノンハンドル版のことです。

中に入るもの(400FD・400NH共通)

エバニュー 250NH。最初からこれに合うよう作られています 本編の 2:12 から見る

同じエバニュー同士は、当然ながらよく収まります。

隙間を埋めてくれるものを探して、いくつか見つかりました。

水蒸気炊飯をする人が多い組み合わせでもあります。400FDに水を入れ、その上に何かを渡して250NHを浮かせる方法です。当ブランドのコーヒードリッパーを底上げに使うと、少し斜めになりますが蓋を強く閉めれば炊けます。

外に入れるとき(ここで差が出ます)

スノーピーク チタンシングルマグ600と。ハンドルが当たります 本編の 4:45 から見る

ハンドルがある400FDは、あと数mmで入らない場面が出てきます。

ハンドルが無いほうが有利に見えますが、そうとも限りません。570FDのように「ハンドルの厚みがあるからちょうど止まる」場面もあります。ノンハンドルにすると、今度は隙間を埋めるものが必要になります。

蓋として使えるもの

トランギア ケトル0.6Lの蓋。取れないくらいはまります 本編の 9:03 から見る

エバニューのマルチディッシュが定番です。皿としても使えて、ひっくり返せば400FDの蓋になります。外れないくらいぴったりで、外すのに両手が要るほどでした。お湯を足すときは軽く乗せる程度で十分だと思います。

意外だったのがトランギアのケトル0.6の蓋です。はまらないと思っていたのですが、少し力を入れるとすっぽり入りました。取れないくらいのジャストフィットです。

逆に、ケトル0.6の中に400FDを入れることもできます。ハンドルの部分がぎりぎりですが入ります。ただし取り出すのが大変です。

400FDと400NHを2段に重ねる

先に蓋をはめてから入れるのがコツです 本編の 12:43 から見る

これが今回いちばん良かった組み合わせでした。400FDの中に400NHが入ります。押し込む形になりますが、途中で止まってくれます。

コツがあります。先に400NHの蓋をはめてから入れることです。そのまま持ち上げて入れると、ぴったり収まります。取り出すときも蓋を持って引っ張り上げられるので、きついことがむしろ利点になります。

高さもぴったりで、上にマルチディッシュを乗せれば蓋になります。

おすすめのクッカーセット

検証したうえで、実際に持っていきたいと思った構成です。

① 400FD+400NH+マルチディッシュ(アルコールストーブ)

400NHを蓋のように重ねて、そこに炊飯用の食材やコーヒー豆を入れて持っていけます。最後にマルチディッシュで蓋をして完成です。

燃料を気にせずOD缶で行きたい人は、OD缶を上に置き、下にストーブやカップを入れる形になります。少し浮くので、Xカップを逆さまに乗せて袋に入れると収まります。

② 400FD単体のセット

エバニューのアルコールストーブが底面ぴったり。真ん中に調味料ボトル、ミニライター、KALUGIIのチタン五徳とコーヒードリッパー、EPIgasのピンチリフター。ドリクリップは内側のドリッパーに付けたまま入れられます(きついので、押しながら回すと閉まります)。

下に風防を入れて、上にシートゥーサミットのXカップ、最後にマルチディッシュを被せて袋へ。これで湯を沸かしてコーヒーを淹れるところまで完結します。

ドリクリップを付けたままマルチディッシュで蓋をすると、少し浮くぶん蓋が外しやすくなります。燃焼効率は少し落ちるので、好みで使い分けてください。

この検証をしている理由

当サイトは、日本一のスタッキング研究者である KALUGII/カルギイ 代表のさかたが運営しています。自社のチタンギアを売っている立場ですが、他社製品も同じように測って、入らないものは入らないと書きます。スタッキングは入るか入らないかしかないので、忖度のしようがありません。

検証してほしいギアがあれば、公式LINEから教えてください。実際に買って重ねて、記事にして公開でお答えします。

この記事に出てくる組み合わせの、完全版

KALUGIIチタンカップ300NH/400NHが「どのクッカーに入るか」を1枚にまとめた早見表PDFを、 公式LINEで無料配布しています。

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このサイトを作っている人

KALUGII

さかたKALUGII/カルギイ 代表・スタッキング研究者

キャンプ・登山ギアのスタッキング——カップやクッカーを1つずつ重ねて、すき間なくひとまとめに収める積み方——だけを専門に研究しています。 他社製品を200個以上集め、5,000パターン以上の組み合わせを 実際に手で重ねて確かめてきました。YouTubeチャンネル「スタッキング大学」では 検証動画を150本以上公開しています。

自身のブランドKALUGII(カルギイ)では、 軽量コンパクトなコーヒーギアを作っています。注ぎ口クリップの ドリクリップと、スタッキング U.L. コーヒードリッパー。 設計から製造の手配まで自分で行っています。

スタッキング研究の結論として作ったのが、チタンカップ400NHと300NHです。 Amazonのリンクはこちら。

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