1位はエバニュー マグポット500でした。ただ、順位より大事なのは「入るけれど使いにくい」がはっきり分かることです。実際に買って、入れて、確かめた記録をそのまま出します。
この記事の内容は、すべてこの動画の検証にもとづいています。写真では分かりにくい「入るけれど浮く」「向きを変えれば入る」といった具合は、映像のほうが早いです。順位ごとの説明にある「本編の◯:◯◯から見る」を押すと、その場面から再生されます。
エバニューのアルコールストーブスタンドDXは、それ自体はただの五徳です。中に何を入れて持ち運ぶかで、荷物の量が変わります。この記事では、実際に手元のギアを片端から入れてみて、相性がよかったものを10点選びました。
選定は動画で1点ずつ入れて確かめたものです。カタログの寸法を突き合わせた机上の計算ではありません。
この記事に出てくるギアのうち、当サイトで実際に測った値がある製品です。製品名を押すと、そのギアの検証ページに移動します。
| 製品 | 実測値 |
|---|---|
| EVERNEW Ti Mug pot 500 | 75g |
| snow peak チタンシングルマグ 220 | 外径67.2 / 高さ79mm 45g |
| snow peak 雪峰 H200 | 外径67 / 高さ78mm 62g |
| trangia ケトル 0.6L ゴム製ノブ | 140g |
まだ測れていないもの(順次追加します):EVERNEW Apex cup t0.2 / PaaGoWORKS トレイルカップ300 / SEA TO SUMMIT フロンティアULカップ / 旭化成ホームプロダクツ ジップロック スクリューロック(473ml) / Boundless Voyage チタンマグカップ ペア 120ml&180ml / TMR industries L.T.Cooker
意外性はありません。もともと相性がいいことは知られています。それでも1位にしたのは、この中にさらに何段も積めるからです。パーゴワークスのトレイルカップ300、エバニューのApex cup、ベルモントのチタントレールカップが入ります。ベルモントのものは高さが少し浮きますが、蓋は閉まります。
外側をさらに包むなら、FOXTAILの450mlかトランギアのマイクロが合います。ただしマイクロを使うと蓋の持ち運びに困るので、そのときはエバニューのマルチディッシュを蓋の代わりにするのがおすすめです。取っ手を外して収納袋に入れ、使うときに付け直します。マルチディッシュは皿としても蓋としても使えます。
この組み合わせは、おそらく初めて紹介するものです。スタッキングばかり気にしていて、長いあいだ気づきませんでした。
L.T.Cookerを普通に組み立てると、溝の外側にわずかな隙間ができます。そこにスタンドDXがぴったり収まります。いいのは、傾けても倒れないことです。地面が少し斜めになっている程度なら問題なく使えます。水が入っているときは危ないので注意してください。
この状態にKALUGIIのチタンカップ300NHが中に入り、noicoyamaicoの蓋プレートで閉まります。エバニューのApex cupでも入りますが、途中で止まって蓋が閉まりません。
セリアのお菓子コーナーに売っているアルミ製のプリンカップです。カーボンフェルトを自分で切って入れればアルコールストーブになり、ファイアドラゴンや固形燃料を入れれば固形燃料ストーブになります。
ここで大事なのは向きです。普通に置くと、火とクッカーの距離が遠すぎて火力を活かせません。収納するときの向き、つまり伏せた向きで置くと高さがちょうどよく、動きません。実際に火にかけて問題なく使えました。
上の空間にはセリアの調味料ボトルに入れたアルコール燃料が2個収まります。ファイアドラゴンなら3つ入り、下の隙間にKALUGIIのドリクリップやライターを入れられます。
単体で入れると蓋もきちんと閉まります。少し浮きますが、問題なく使えます。一緒に持っていけるカップはKALUGIIのチタンカップ300NHくらいで、これは相性がよく、横の隙間も活かせます。
横幅ではなく、高さがぴったりです。ここまで紹介してきたセットの「いちばん外側」として優秀です。高さは少しオーバーしますが、蓋の溝にうまくはまってくれるので持ち運べます。
中にはエバニューの250mlとハンドル、Apex cup、KALUGIIのチタンカップ400NH(ハンドル付き)が入ります。400NHは底面にぴったり合って動きません。エバニューの400FDは無理をすれば入りますが、蓋が閉まらないのが難点です。ハンドルなしの400NHなら問題ありません。
この3つは、スタンドDXの「間」に入ります。空間の有効活用という点で優秀です。いちばんぴったりなのは雪峰H200で、まったく動きません。
アルコールストーブについては、LIXADAのものがぴったり収まります。ただし雪峰H200だけはアルコールストーブが入りません。その場合はカーボンフェルトのアルコールストーブ(クリーム缶で自作できるもの)なら入ります。組み立てると高さが出すぎて火が弱くなるので、そのままの状態で使ってください。
クッカーを入れて持ち運べる汎用性の高さが魅力です。中に入れると少しずれるので、カップを詰めて隙間を埋めます。
注意点があります。カップを2つ合わせると入りません。単品ずつなら蓋もきちんと閉まります。シートゥサミットのXカップやエバニューのApex cupを足すと、押し込んでぎりぎり閉まる程度です。エバニューの250NHなら余裕をもって入り、音も鳴らなくなります。
エバニュー同士なので相性は当然いいのですが、ここにシートゥサミットのXカップやフロンティアULカップをかぶせると、きれいに収まります。マグポット500との相性もよく、蓋まで閉まります。
番外編として、KALUGIIのチタンカップ300NHもここに入ります。本来ならこのあたりの順位に入れたかったのですが、自社製品なので損得が入ってしまいます。ランキングからは外し、番外編として紹介しています。
この2つの価値は薄さです。プラスアルファで持っていくのに向いています。カップが上にはまるので、上でも下でも組み合わせられます。フロンティアULカップは向きが限定されるぶん場所を選びますが、400ml入るので容量の余裕は大きいです。
上に飛び出した分を覆ってくれるのがいい点です。エバニューの400FDカップも、本来は高さがオーバーしていますが、かぶせると収まりがよくなります。
スタッキング大学の動画に登場する回数がとても多いギアです。チタンカップの間に入ります。高さは少しオーバーします。
このカップでも湯沸かしはできますが、少し危ない位置になるのでそこだけ注意してください。中にエバニューのアルコールストーブを入れ、蓋にnoicoyamaicoの蓋プレートを使うと段差でぴったり収まります。さらに外側を包むなら、エバニューのU.L. Alu.Pan 14cmがちょうど入ります。
当サイトは、日本一のスタッキング研究者である KALUGII/カルギイ 代表のさかたが運営しています。普通は自社ギア同士の相性だけを紹介します。ここではそうしません。他社製品も測り、入らないものは入らないと書きます。スタッキングは入るか入らないかしかないので、忖度のしようがありません。
スタッキングは1つの製品では成立しないからです。手持ちのクッカーに収まって初めて意味があります。だから他社製品も測ります。
僕がキャンプを始めた頃は道具をたくさん持って行っていましたが、準備や設営、撤収、帰宅後の片付けに追われて、何のためにキャンプしてるんだっけ、と思うようになったんです。朝の大好きなコーヒータイムすら取れないまま、慌ただしく帰ることがほとんどでした。
そこから荷物の軽量化に取り組みました。準備から片付けまでが楽になり、朝のコーヒーを楽しむ余裕も生まれました。KALUGIIは、その実体験から生まれたブランドです。
KALUGIIチタンカップ300NH/400NHが「どのクッカーに入るか」を1枚にまとめた早見表PDFを、 公式LINEで無料配布しています。
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