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ダイソーのクッカークリップを切って、300円のポットリフターを作る

市販のポットリフターは数千円します。ダイソーの工具2つを足した計300円で、同じ用途のものが作れます。切って、バリを取るだけ。加工すると31.3gが17.1gになり、KALUGIIのコーヒードリッパーの中に収まるサイズになります。

2026-08-07 文=スタッキング大学(KALUGII)

まず動画で(20分)

この記事の内容は、すべてこの動画にもとづいています。各項目にある「本編の◯:◯◯から見る」を押すと、その場面から再生されます。刃物を使う作業なので、実際に作る前に映像で手順を見ておくことをおすすめします。

なぜ作るのか

ノーハンドルのマグで湯を沸かすとき、持ち上げるための道具が要ります。各社からポットリフターが出ていますが、数千円するものが多く、割高に感じている人も多いはずです。

ダイソーのクッカークリップを、工具2つを買い足した計300円で加工すれば、同じ用途のものになります。やることは「切る」と「バリを取る」だけです。

用意するもの

必要な工具。金切りノコギリと金属用ヤスリ 本編の 1:02 から見る

金切りノコギリは、売られている状態だと刃の向きが逆です。ネジを外して刃を反対向きに付け直してください。私が買ったものはネジがかなり固く、地面に押し付けて回しました。個体差かもしれませんが、注意点です。

どこで切るか(測らなくても決まります)

ノギスで測っているところ。仕上がりは先端から5cm 本編の 2:36 から見る

仕上がりは先端から端まで5cmです。よく使うポットリフターと同じくらいの長さに合わせました。

実は測らなくても切る位置は決まります。クッカークリップには穴が3つあります。同じダイソー品なら、2つ目と3つ目の穴の間で切れば、穴が2つ残る5cmになります。これだけ覚えれば大丈夫です。

閉じた状態だと全体の長さは4.5cmになります。閉じた状態で測る場合は4.5cmを目安にしてください。

切り方の手順

切る線の手前を輪ゴムで留めているところ 本編の 7:05 から見る

切っている最中に外れた部分が動くと危ないので、切る線より手前を輪ゴムで留めます。そのあとボールペンで印を付けます。位置は適当で構いません。片側に線を引けば、反対側は自然と決まります。

金切りノコギリで切っているところ 本編の 7:56 から見る

ここに1つコツがあります。刃は線の真上に当ててください。刃には厚みが約1〜2mmあります。線の左側で切ると黒い線が残り、右側で切るとその厚みぶん短くなります。

切ったあとはヤスリでバリを取ります。これで完成です。

加工すると、重さが約半分になります

加工前の重さを量っているところ 本編の 3:17 から見る

軽量なポットリフターには及びません。そこは正直に書きます。ただ、短くしたことで重さが半分になり、収納性が大きく変わりました。仕上がりの寸法は長さ5cm・横幅2.8cmです。

この長さにした本当の理由

KALUGIIのコーヒードリッパーの中に収まるサイズにしてあります 本編の 5:06 から見る

5cmという長さは適当に決めたものではありません。KALUGIIのコーヒードリッパーの中に入るように合わせました。ドリッパーとカップの隙間にちょうど収まります。

つまり、この長さで作れば「持ち運ぶ場所」まで一緒に解決します。同じサイズで作ってもらえれば、この記事のスタッキング例がそのまま使えます。

使い心地

エバニュー GubiGubi を挟んだところ 本編の 3:49 から見る

GubiGubiを持つと、少し斜め上を向く角度になります。市販のポットリフターのほうが角度は良く、持ちやすいです。ここは差があります。

一方で、エバニューの400FDのように幅の広いものでは、こちらのほうが持ちやすいと感じました。TOAKSの550では、手を離した位置で止まってくれるので、持ち上げて置いたあとそのままにしておけます。

トランギアのミニセットのような大きいものは、上1本・下2本の指で持てるので力が入れやすいです。ただしフライパンには5cmだと短く、熱が近くなります。ミニセットで使うなら、もう少し長めに切ってもいいかもしれません。

どれくらいの重さまで持てるか

水を入れたTMR industries W.R.Cooker 660。817gあります 本編の 5:32 から見る

手持ちのノーハンドルのクッカーでいちばん大きい、TMR industriesのW.R.Cooker 660に水をたっぷり入れて試しました。817gです。

結果は、持てます。指にはそれなりに負荷がかかりますが、持ち上がりました。実用の範囲では問題ないと思います。

作るときの注意

金属を切る作業です。刃物とバリで手を切る可能性があります。加工は自己責任でお願いします。切ったあとのヤスリがけは必ず行ってください。

この検証をしている理由

当サイトは、日本一のスタッキング研究者である KALUGII/カルギイ 代表のさかたが運営しています。自社でチタンギアを作っている立場ですが、300円で作れるものは300円で作ればいいと書きます。スタッキングは入るか入らないかしかないので、忖度のしようがありません。

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KALUGII

さかたKALUGII/カルギイ 代表・スタッキング研究者

キャンプ・登山ギアのスタッキング——カップやクッカーを1つずつ重ねて、すき間なくひとまとめに収める積み方——だけを専門に研究しています。 他社製品を200個以上集め、5,000パターン以上の組み合わせを 実際に手で重ねて確かめてきました。YouTubeチャンネル「スタッキング大学」では 検証動画を150本以上公開しています。

自身のブランドKALUGII(カルギイ)では、 軽量コンパクトなコーヒーギアを作っています。注ぎ口クリップの ドリクリップと、スタッキング U.L. コーヒードリッパー。 設計から製造の手配まで自分で行っています。

スタッキング研究の結論として作ったのが、チタンカップ400NHと300NHです。 Amazonのリンクはこちら。

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